農地の体験・観光化
農地における体験・観光化がもたらすメリットとして、体験農園にすると市街化区域においてはおよそ2倍から3倍の収益が見込めるようになります。
(野菜販売1000平米当たり、50万~の収益に対して)
更に、1日体験など観光の要素を加えることにより、集客数に応じた収益が見込めます。
農家さん独自で行うことも可能ですが、お客様を継続して集客、対応することに不安をお持ちの方はまずご相談下さい。
一緒に収益の高い農園を作っていきましょう。
観光農園経営
観光農園では、広域からの集客を図り、種付けや収穫などの農業体験をしていただき、さらに採れたて野菜のバーベキューを楽しんでもらうなど、農園の入場料や各種サービスメニューに応じた商品の提供が必要です。
千葉県木更津の「森本農園」様には、都内近郊から多くの家族連れやバイクのツーリスト、さらには企業様の福利厚生イベントとして「観光農園」をご利用いただけるように経営のお手伝いをさせていただいております。
こうしたノウハウを農地を休耕されている農家様にご提供し、収益アップに繋げるとともに農地としての継続的な有効活用をご指導申し上げます。
経営のポイント
ポイント1:マスコミ対策
観光農園経営のポイントは観光ガイドやテレビ、雑誌などのパブリシティとして数多く、また、好意的に取材されることが集客のポイントです。
マスコミ各社とのパイプを継続的に友好的に持っていることが重要です。
ポイント2:農園のメンテナンス
観光農園の場合、お越しいただく観光客の皆様には快適に楽しく一日を過ごしていただく必要があります。施設のメンテナンスも重要です。
- 休憩スペース
- 物置小屋
- トイレ
- 水道
は最低限用意しましょう!必要に応じた各種用具・備品が必要です。
- トイレ・・・男女別で清潔に
- ベンチ・・・安全で清潔に
- 駐車場・・・大型バスが駐車できるスペースががあれば最適です。
※駐車場は雑収地など農地転用が必要となる場合があります。
この場合固定資産税が増額になる場合がありますので、近くにコインパーキングがあるか、宅地など設置可能区域があるかの確認の必要があります。
ポイント3:農園集客方法
【体験農園(貸し農園)】
看板、チラシ、ホームページなど活用していきましょう!
都心など市役所が主導となり集客募集をかけてくれるところもあります。
【観光農園】
看板、チラシ、ホームページなど活用していきましょう!
反応率など非常に重要となります詳しくはご相談ください。
ポイント4:農園利用者さんとの契約
たくさんの方がいらっしゃるので、時にはトラブルも起こります。
1年間継続して利用していただき、利用者さんとのトラブル回避のため、利用規定もしくは契約書などの書面で、あらかじめ説明と同意を行っておくことが有効です。
農園利用に際して、利用方法や注意事項など盛り込んでおくことをお勧めします。
ポイント5:観光化や各種イベントなど
各農園に応じた文化や特色を生かし、体験をメインとした観光化やイベントを行い、たくさん利用者を呼び込みます。
《空と大地の丘 森本農園》では【食べる】をコンセプトに
「採れたて野菜でBBQ」や「採れたて野菜でお鍋」など1年を通して 集客できるツールや食育イベントに力を入れております。
ポイント6:野菜販売
野菜販売を行い生計を立て、次世代まで引き継げる魅力的な農業経営を行っていく為、地場に元づいたやり方を検討見直していきましょう。
まずは下記の項目を検討していきます。
- 自身の野菜の市場価値を高める
- 収穫量向上を図る
- 販売ルートの展開
- 人材を確保する
- 売上高管理と見直しを行う
ポイント7:観光化や各種イベントなど
作物が適正な価格で提供できているか見直しを行っていきましょう。
見直しの基準としては
- 土地や風土にあった作物づくりがなされているか
- 野菜の収穫量や時期などは適正か
- 少量多品目か、1品大量生産か
- それぞれにあわせた販売ルートが確保できているか
- 10年、20年後の継続が視野に入っているか
などです。
突き詰めて考えれば考えるほど、他の農園との差別化がされ、お客様にとって魅力的な農園になっていきます。